八木沼:はじめに、MACAXS®は通常のマカに比べてどんなところが優れているのかお聞きしたいのですが。
中谷: MACAXS®はマカの良い部分を抽出したものなので純度が高く、安全で高い効果をもたらします。マカを精製するにはかなりの費用がかかりますし、更に効果、安全性を科学的に検証しているので高額になるとは思いますが、安心して飲み続けられるのは大事なことだと思います。
八木沼:効果があっても副作用の可能性があるものは避けたいですし、やはり安全であるということは、まず気になるところです。
中谷: 以前、肝機能障害で入院された患者さんがいたんですが、飲酒もしないし、ウイルスもないということで、何かサプリメントを飲んでいないか尋ねたら、中国製の痩せ薬を飲まれていて、それは死亡例が出たサプリメントだったんです。やはり食品(サプリメント)といえど、効果があれば副作用が出る可能性がありますからね。それに、薬は厚生労働省管轄で、何かあったら薬害救済制度が受けられますが、サプリメントには何の保証も無いので自己責任となります。ですから、ある意味薬以上にしっかりしたものを選ばなければならないかもしれません。
八木沼:そうすると、MACAXS®は食品ですが、効果や安全面について試験されることに抵抗はなかったんですね。
中谷: そうですね、先に多くの薬理、動物実験による信頼できるデータを確認していたので快く引き受けました。ただ、最初は食品がそんなに身体に効くとは思っていませんでした(笑)。健康食品・サプリメント類というのは科学的な根拠ではなくムードで売っているものが多いですし、消費者も効いているような感じがするという具合です。ですから、試験を依頼されたということは製品に相当な自信がおありになったのでしょう。
八木沼:女性への作用について調べられたそうですが、検査はどのような方を対象に行われたのでしょうか。
中谷: 試験は、引き受けたからには妥協せず、医薬品レベルの厳しい条件下、二重盲検方式で行いました。
試験では更年期障害の症状を持っておられる方にMACAXS®を3ヵ月飲んでいただきました。対象者は閉経後の女性が中心ですが、中には生理があっても周期が乱れていたり、更年期と同じ症状があるという方もおられました。
八木沼:更年期というと、女性ホルモンが減少する時期ですね。どのような結果が出たのか気になります。
中谷: 率直にいうと、女性ホルモンの代表であるエストロゲンで、最も活性が高いエストラジオールが閉経後の女性に限って上昇しました。つまり単純に女性ホルモンを増やすのではなく、不足しているところに作用するということで、女性ホルモンバランスの調整作用が認められました。また、女性ホルモンを医学的に増やす場合、副作用を防ぐためエストロゲンと共にプロゲステロンを投与しなくてはなりません。しかし、MACAXS®を飲むと、エストラジオールが大きく上昇するなか、プロゲステロンも上昇していたんです。ですので副作用もなく女性ホルモンをバランス良く上昇させる効果があると考えられます。
八木沼:ということは、更年期の症状も緩和されたのでしょうか。
中谷: 試験後、一般的に更年期症状とされている、のぼせ、ほてり、発汗、肩こりなど、10の症状を拾い出して対象者に評価してもらったのですが、かなりの効果がみられました。
八木沼:それはすごいですね。ところで、女性は40代で更年期が始まるといわれていますが、症状は誰にでも現れるものなのでしょうか。
中谷: 女性はある年齢を境に女性ホルモンが急激に減っていきます。今まであったものがなくなっていくわけですから、症状に個人差はあるとしても、多かれ少なかれ皆さんに出るわけです。そういうときにMACAXS®を飲めば、女性ホルモンが分泌されるので更年期障害が軽くなるんじゃないかと思います。
八木沼:MACAXS®は女性の美容にも良いということですが、それも女性ホルモンの調整作用が関与しているのでしょうか。それから、私はもともと冷え症なのですが、スケートリンクにいる時間が長いということもあり、何か対策はないものかずっと悩んできましたが、MACAXS®を飲むようになってから軽減された感覚があります。
中谷: 女性の肌をきれいにする要素は多々ありますが、女性ホルモンはその大きな要素で、ホルモンが減少すれば肌のバランスが悪くなりツヤがなくなります。また、骨が弱くなったりもします。私は美容専門医ではありませんが、女性ホルモンバランスと美容の関係については理論的には説明がつきます。あと、冷え症も美容と健康の敵ですが、これは更年期症状のひとつなので、はっきり効果的といえるでしょう。
八木沼:それは女性にとって嬉しい効果ですね。私も30代後半になりアンチエイジングについての関心も高まっています。今回の試験はどんな年齢の方が対象になったのでしょうか。
中谷: 35歳から60歳までの女性ですが、生理があっても更年期の方と同じ悩みを持つ方がいらっしゃることがはっきりしましたね。
八木沼:私は生理の周期が乱れることがあり、仕事や練習が続くと、肌が荒れていたんですが、MACAXS®を飲み始めてからは以前ほど酷くならないですね。このまま飲み続けたらどこまで改善されるのか期待しているところです。ところで、冷え症が軽くなってきたのは血流が関係しているんでしょうか。
中谷: 直接血流を良くするのは難しいですが、血管の弾力を保つ作用で血流がスムーズになり、冷えが軽減されることはあるでしょうね。更年期の場合、暑かったり寒かったり、急に発汗したり火照ったり、逆に極端に寒くなったりとさらに大変です。これは主に自律神経の乱れが原因ですが、ホルモンバランスと関係していることが多いんです。
八木沼:被験者はどのくらいの量を、どんなタイミングで飲まれていたんですか。
中谷: MACAXS®200mg入りの錠剤を朝食後2錠、夕食後1錠、合計3錠、1日600mg飲んでいただきました。飲むタイミングに神経質になる必要はありませんが、吸収や内臓のことを考えると、食後がベストでしょう。
八木沼:私はいま、飲み始めて3ヵ月経ちますが、効果はだいたいどれくらいで現れてくるのでしょうか。
中谷: 早い方ですと4週間くらいから確認できるでしょう。遅い方でも3ヵ月ほどで実感できると思います。
八木沼:年齢的なタイミングはありますか。
中谷: 基本的に20代できちんと生理が来ている方は必要ないと思いますね。しかし現代社会はストレスも多く、年齢によらずホルモンバランスが乱れがちです。一人暮らしで忙しく、体調管理も自分でされている方は、試してみるのも良いと思います。試して、調子が良くなったら続ければ良いし、3ヵ月飲んで変わらなかったら、まだ効く年齢に達してないんだと思ってくださればいいと思います。
八木沼:薬と違って神経質にならなくていいのも助かります。私の場合、MACAXS®ならストレスなしに飲めますね。このまま飲み続けてホルモンバランスが良くなりコンディションを維持できれば、スキルアップの弊害も考えずにいられるので、気持ちも安定して、さらに身体にも良い気がします。これからますます欠かせないものになりそうです。
5歳からスケートをはじめ、早くから国際大会で活躍。1988年世界ジュニア選手権2位、同年カルガリー五輪出場。1993年冬季ユニバーシアード大会優勝、同年アジアカップ優勝。1994年NHK杯3位。1995年プロに転向し、現在はプリンスホテルに所属。プリンスアイスワールド等でプロフィギュアスケーターとして活動する傍ら、テレビやラジオでスポーツキャスター、コメンテーターとしても活躍中。
慶応義塾大学医学部卒業後、慶応義塾大学内科、米国ベイラー医科大学留学を経て東海大学医学部助教授着任。
公立福生病院院長、慶応大学医学部客員教授を務め、2003年に中谷内科クリニックを開院。脂質生活習慣病研究所を併設。